経済的なホテルでは朝食サービスが人気

なかなか経済不況から抜け出せずにいる日本ではデフレ現象が加速するのに伴って高級なラグジュアリー・ホテルと経済的なビジネスホテルとの住み分けが明確になされるようになってきています。海外からの富裕層の旅行客や定年退職後の夫婦などは前者を選ぶ傾向にあり、また通常の家族旅行などの際には後者のビジネスホテルが愛用されることが多いようです。ビジネスホテルの人気が高まった背景には、これらを運営する企業がコスト削減と客のニーズの分析を進めた結果、お金をかけるべきところにお金をかけて顧客の満足度を上げようとする動きに拍車がかかっていることが挙げられます。まずは古いホテルなどを買い取ってリノベーションすることで元手は安上がりで済み、なおかつ他者とは違った目立つサービスポイント(コーヒーのセルフサービス、駐車場使用料無料、クーポン券使用など)を付与することで魅力は高まります。また最近特に顕著なのが朝食サービスです。野菜やスープ、おにぎり、パンといった最低限のものを無料提供することで逆にそれが大きな人気となって利用客を引きつけています。加えて、最近ではビジネスホテルでもビュッフェ方式の朝食が人気となっており、様々な料理を自分の手で好きなだけ食べられるという自由なスタイルは宿泊客にとっても高評価。これらは提供側にとってもセルフサービスゆえに最低人数のスタッフで仕事にあたれて逆にコスト削減の効果を上げているようです。